森林は木材の生産を行う一方で、治山・治水など人間の生活を守る重要な働きをしています。 最近ではこのような機能に加え、地球温暖化防止に果たす役割や、種の保存、森林セラピー療法に代表される保健機能など、多面的な機能も高く評価されはじめました。


森林では、地球温暖化の原因となる二酸化炭素が吸収され炭素が固定されています。森林は、植林→育成→伐採→植林という循環したシステムで管理されており、このことが温暖化対策の上で大きく評価されました。
なお、日本は、2013年に開催された「気候変動枠組条約会議(COP19)」の場で、2020年度の温室効果ガス削減目標を2005年度比で、3.8%減少させることを表明しています。そのうち2.7%以上を森林からの吸収量を確保することで、目標を達成することとしています。